小児の予防接種について
予防接種は
生後2ヵ月から始めましょう!
私が医師になった当時、肺炎球菌・ヒブワクチンが日本では導入されていませんでした。救急の現場で細菌性髄膜炎と診断され命を落としかけ、後遺症が残るお子さまを目にしてきました。現在は諸外国とようやく肩を並べるレベルまでワクチンが揃ってきており、正しく接種をすれば、命に関わる感染症にかかるリスクをかなり下げることができます。
当クリニックでは、お子さまに必要な各種予防接種を実施しています。
生後2ヶ月がワクチンデビューです。
具体的には5月5日生まれなら、7月5日がスタートといった具合に、お誕生日に+2ヶ月した日付がスタートになります。
保育園、幼稚園入園する前に予防接種をすすめて、少しでも感染症を予防しましょう。
当院で実施している小児予防接種
- 定期接種(無料)
- B型肝炎
- ロタウイルス(ロタリックス、ロタテック)
- 五種混合
- 小児用肺炎球菌
- BCG
- MR(麻しん・風しん混合)
- 水痘(みずぼうそう)
- 日本脳炎
- HPVワクチン(シルガード9)
- 任意接種(有料)
- おたふくかぜ→現在、ワクチンの納入が滞っており受付を停止しています
- 1回目(名古屋市在住、1歳から年長まで) 3,000円
- 2回目(3歳から7歳までに受けましょう) 5,500円
- おたふくかぜ→現在、ワクチンの納入が滞っており受付を停止しています
お申し込み方法
2歳未満のお子様については以下の専用時間帯に予約制で実施しています。
LINE予約/Web予約からお申し込みください。
どうしてもご都合がつかない場合は、月・火・水・金の午前一般診療時間内にもご予約が可能ですので、お電話でご相談ください。
ただし診療時間内の予防接種は一般診療の患者様と同じ待合室となるため、あらかじめご了承ください。
ワクチンの接種本数が多い場合、予診票を先に当院まで取りに来ていただき、ご自宅で記載していただくとスムーズです。
診療時間中いつでも構いませんので、受付でお伝えください。
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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12:15~13:00 | ● | ● | / | / | ● | / | / |
2歳以上のお子様については一般診療時間内に常時実施しています。LINE予約/Web予約からお申し込みください。
接種スケジュールについて
お子さまの予防接種スケジュールは生後2ヶ月から始まり、定期接種や任意接種と多岐にわたり複雑です。当院ではお子さまの年齢に合わせた接種スケジュール調整をおこないますのでご安心ください。無料アプリの活用もお勧めしています。
お勧めアプリ:予防接種スケジューラー
当日の持ち物
- 母子健康手帳
- マイナカード/健康保険証
- 子ども医療費受給者証
- お薬手帳
HPVワクチン(シルガード9)について
小6になった女児の方にHPVワクチン接種をお勧めしています。現在の9価ワクチンによって、子宮頸がんの原因となるHPVの感染を約90%防ぐことができ、17歳未満で接種を終えると浸潤性子宮頸がんを88%減らすという報告がされています(スウェーデン)。
15歳までに1回目接種を済ませば、2回の接種で十分な効果を得られますので、早めにご検討ください。
厚生労働省「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」より
よくある質問
Q. 風邪気味ですが接種可能ですか?
A. 多少風邪気味でも、体温が37.4度以下で、元気があれば接種可能です。
Q. ワクチンは同時接種が可能ですか?
A. はい、同時接種は安全で効果も変わらないと証明されており、通院回数を減らす意味でもお勧めしています。
Q. ワクチンには副反応がありますか?
A. 接種後に軽い発熱や腫れが起こることがありますが、2-3日で治まることがほとんどです。詳しいリスクについては接種前に医師にご質問ください。
Q. 接種した後はお風呂は入れますか?
A. 発熱などなければいつも通り可能です。接種部位をこするのは避けてください。
その他、何かかご不明点がございましたら、お気軽にクリニックまでご連絡ください。